教育スタッフによるブログです 作業療法学科授業日誌

今日は「臨床実習」について少しお話ししたいと思います。

その前に、まずは作業療法士に成るまでの流れを簡単に。

①高校を卒業後、作業療法士を養成する学校に入学する。

②学校で作業療法士に必要な基礎と専門の知識と技術を講義と実習にて習得し、卒業する。

③国家試験に合格して厚生労働大臣から資格を頂く。

というステップが必要になります。

現在、作業療法士を養成する学校には専門学校と大学があり、養成課程には3年制と4年制があります。

愛媛十全医療学院は3年制の専門学校で、全国の養成校の中でも歴史のある学校です。

 

さて、それでは「臨床実習」に話を戻しましょう。

「臨床実習」は上記の②のステップの中に含まれた作業療法士に成るための必修科目の1つです。

どの養成校に入学しても、必ず実施するようカリキュラムに組み込まれています。

机上の勉強だけでは学べない、臨床場面で経験を通してでなければ習得できない知識や技術を

身につけるために実施します。

愛媛十全医療学院では、最終学年(3年生)で長期(Ⅲ期間)の臨床実習を行います。

県内外の身障施設(病院・介護老人保健施設・通所リハビリ・訪問リハビリ・小児施設など)や精神病院で

働く作業療法士や他分野のスタッフの方々や患者様(入所者様・利用者様)にご協力頂き、

現場における作業療法士の考え方や視点や言動などを体験しながら身につけていきます。

実習施設や宿舎は学院が確保し、学生配置も決めています。

実習宿舎費や交通費等が必要になりますが、出来るだけ自己負担金が少なくなるよう

規定を設けて配慮しています。 

 

現在、愛媛十全医療学院の3年生は第Ⅱ期目の実習中です。

自分たちが目指す「作業療法士」となるために、各施設で毎日頑張っています。

臨床実習から無事に戻り、心身共に少し逞しくなった学生達に会えるのを教職員は楽しみにしています(^-^)

 

 

その他、「臨床実習」についてもっと詳しく知りたい方は、オープンキャンパスや進学ガイダンス等で

お尋ね下さい。

投稿者:kino