〔授業の目的・ねらい〕 作業療法の実施にあたっては対象者の状況を正しく把握することが不可欠である。また、実施した作業療法の効果を検証する必要がある。授業では基本的な検査の意義および検査手技や留意点を学び、その演習を行う。そして、ボトムアップ評価とトップダウン評価の長所・短所や主観・客観的評価の両面から捉える演習を行う。〔授業概要〕〔教科書〕標準作業療法学 作業療法評価学(医学書院)〔参考書〕ベッドサイドの神経の診かた(南山堂)整形外科・内科学・脳神経外科の教科書〔その他〕〔成績評価の方法〕①出席状況 ②実技態度 ③期末試験及び評価能力担当講師大西・木下・安永・丹生谷学年・学期2年生 前・後期実務経験有無実務経験内容有大西・木下・安永・丹生谷:作業療法士として5年以上の実務経験附属病院での臨床経験を基に基本的な評価の考え方と検査について教授する2[前期] 1-1回 評価とは? 評価の目的と手順。 1-2回 ボトムアップ、トップダウン評価 および主観・客観的評価の両面評価の重要性 2-1回 信頼性・妥当性・実用性、正常範囲、 検査・測定の違い、尺度の種類 2-2回 観察面接1 3-1回 観察面接2 3-2回 形態測定1 4-1回 形態測定2 4-2回 血圧測定1 5-1回 血圧測定2 5-2回 反射検査1 6-1回 反射検査2 6-2回 反射検査3 7-1回 感覚検査1 7-2回 感覚検査2 8-1回 感覚検査3 8-2回 感覚検査4 9-1回 バイタルサイン、運動負荷、SpO2 9-2回 エンドポイント、訓練中止基準 10-1回 筋緊張の検査1 10-2回 筋緊張の検査2 11-1回 片麻痺機能検査1 11-2回 片麻痺機能検査2 12-1回 上肢機能検査1 12-2回 上肢機能検査2 13-1回 動作分析1 13-2回 動作分析2 14-1回 姿勢反射(動作分析)、 14-2回 座位・立位バランス(動作分析) 15-1回 ADL検査のFIM 15-2回 ADL検査のFIM 16回 前期期末試験[後期] 1.構音障害、嚥下障害 2.協調性検査 3.バランス評価(歩行に関連する具体的検査) 4.QOL評価、興味チェックリスト 5.記録報告 6.主観・客観的評価の重要性、目標設定、問題点のリストアップ、 7.医用画像の評価 8.評価学Ⅰ、Ⅱの総括と質疑応答 9.期末試験区分・授業方法専門・講義・演習科 目 名作業療法評価学Ⅱ必 修 科 目単 位 数学 科 名作業療法学科88
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