愛媛十全医療学院 令和6年度 授業要綱
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2有実務経験有無であるVital signs(脈拍・呼吸・体温・血圧)と意識障害について、そのメカニズムを理解し測定できるようになる。また、評価、治療の基本となる触診や、運動療法の基本となる関節可動域運動、伸張運動、筋力増強運動、基本的動作の理論と基本手技を習得する。そして、臨床上必要と思われる基礎知識・技術を習得する。 後期では、正常歩行・異常歩行・基本的動作に関する知識を習得し、実際に観察、分析し文章にて表現できるようになる。また、ROM制限、筋力低下、感覚障害等の症候が立位アライメントや歩行、基本的動作に与える影響を分析し、問題点の抽出、統合と解釈し文章にて表現できるようになる。3次元動作解析装置(画像評価)、表面筋電計(画像評価)を利用してデジタル画像を通した評価を実施し、運動力学的な観点から歩行・基本的動作を分析する。研究方法論、デザイン、統計処理、データ測定、発表を通して基本的な臨床研究法を習得する。1~2回:脈拍に関する理論と実技3~4回:呼吸に関する理論と実技5~6回:体温に関する理論と実技7~8回:血圧に関する理論と実技9~10回:意識障害・訓練施行基準、生化学検査    その他の検査結果の診かた11~12回:実技テストⅠ13~14回:骨のランドマークの触診・筋の触診15~16回:骨のランドマークの触診・筋の触診、      理学療法の位置づけ17~18回:関節可動域運動の理論と実技19~20回:伸張運動の理論と実技    (講義・グループワーク)21~22回:筋力増強運動の理論と実技    (講義・グループワーク)23~24回:伸張運動・筋力増強運動の実技発表 25~26回:基本的動作練習の理論と実技27~28回:基本的動作練習の理論と実技29~30回:実技テストⅡ・筆記試験〔授業の目的・ねらい〕 前期では、理学療法の位置づけ、考え方について理解を深める。1年次に学習した基礎医学の知識をもとに、生命の基本的な徴候〔授業概要〕【前期】〔教科書〕〔参考書〕〔その他〕〔成績評価の方法〕講義時に資料を配布する。講義時に資料を配布する。試験(筆記・実技)、レポート、出席状況、授業態度を総合的に評価する。【後期】1~2回 :歩行に必要な基礎知識     (アライメント・正常歩行・運動学運動力学・                   表面筋電図・文章表現)3~4回 :アライメント・正常歩行の分析5~6回 :アライメント・正常歩行のレポート発表7~8回 :異常歩行に関する講義・異常歩行分析9~10回 :異常歩行に関するレポート発表11~12回:基本的動作に関する講義・動作分析13~14回:基本的動作に関するレポート発表15~16回:三次元動作解析の結果の分析・発表(画像評価)17~18回:表面筋電図を用いた分析・発表(画像評価)19~20回:研究法①(臨床研究とEBM・EBPT・臨床研究の流れ)21~22回:研究法② (PICO・FINERに基づいた研究題目の設定、   シングルケースデザイン、大学院について、基本統計量)23~24回:研究法③     (2群の比較、相関、回帰分析、研究計画立案)25~26回:研究法④(データ測定、統計処理、スライド作成)27~28回:研究法⑤(研究発表会)29~30回:筆記試験学 科 名区分・授業方法専門 ・ 講義・演習学年・学期実務経験内容58理学療法学科2年生 前・後期必 修 科 目単 位 数科 目 名理学療法技術論Ⅰ担当講師理学療法士として5年以上の実務経験入院・外来診療、研究活動からPT技術論に関連する、バイタル測定・運動療法・基本的動作・研究法に関する講義を展開する土居 誠治

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