1有実務経験有無科 目 名担当講師大西:作業療法士として5年以上の実務経験臨床経験を踏まえて、治療に必要なことや留意する点などを教授する 1年前期・後期の基礎作業学Ⅰで学んだこと・学んでいる内容を生かして、陶芸とレクリエーションの「作業」を用いた「療法」としての演習を行う。 <陶芸> 陶芸の基本的知識を学ぶ。障がい者の方々が作品作成で失敗しないために、土練り、形成、素焼き、施釉、本焼きなどの工程でそれぞれの留意点を学ぶ。身体・精神障がい者に治療活動として利用できるよう、心理的効果や身体的効果を理解して作業療法を考える。 <レクリエーション> レクリエーションに対する捉え方は、障害があるなしに関わらず一様にその人の文化的、社会的環境や問題意識、立場によって微妙に変わってくる。そこで、一般的なレクリエーションの理念を理解するだけでなく、対象者の障害を把握することも重要であると考える。遊びとしてのレクリエーションも重要であるが、ここでは、治療的(セラピューティック)レクリエーションとして自ら体験したことをもとに関わる側の基本的知識・技術・姿勢を獲得できればと思います。<陶 芸> 1.陶芸の歴史、作業工程、器具の説明、土練り 2.土練り、形成、板作り 3.形成、紐作り 4.削り作業、高台作り、素焼き準備 5.下絵付けおよび施釉、陶芸の心理的・身体的効果 6.本焼き、陶芸の治療的利用、まとめ、片付け 7.試験講師配布資料 福祉レクリエーションの援助・日本レクリエーション協会・中央法規出版レクリエーション指導法 吉田圭一/吉野宏明 ・ミネルヴァ書房レクリエーション指導法その理論と活動 鈴木秀雄著 ・誠信書房①出席状況 ②実技態度 ③期末試験(各課題レポート提出)〔授業の目的・ねらい〕〔授業概要〕〔教科書〕〔参考書〕〔その他〕〔成績評価の方法〕 1.レクリエーションの基本理念について 「生きがいをつくる」 2.「コミュニケーション・ワーク」対象者との良好な関係を構築する。 歴史、治療的レクリエーション、範囲と種類 3.高齢者・精神障害者等への、レクリエーションを体験する。 4.「治療的レクリエーションの技法」 ―プログラムの立案・集団の意義・種目別レクリエーション活動の実践と分析― 各種療法との関連について 1)音楽療法 2)回想法 3)絵画療法 4)ダンス・ムーブメント 5)アロマセラピー 6)集団療法 7)感覚統合療法 8)動物介在療法 等 5~8.「高齢障害者に対するレクリエーションを、グループ活動により実践」 ―レクリエーションの実践報告をまとめ、発表・反省する― *疾患・障害別にみた治療的レクリエーション活動の実際(対処方法) *脳血管障害、高齢者、認知症、脊髄損傷、 関節リウマチ、小児〈乳幼児〉、 重度心身障害児・者、精神障害、自閉症、学習障害児等 9.全体の反省、レクリエーションの応用 レク課題レポート提出(期末成績評定)<レクリエーション>学 科 名区分・授業方法専門・講義・演習学年・学期実務経験内容80作業療法学科1年生 後期必 修 科 目単 位 数基礎作業学Ⅰ(陶芸・レク)大西・高島
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