愛媛十全医療学院平成31年度授業要綱
18/113

-9-学科名理学・作業必修科目科目名教育学区分基礎分野単位数担当者講師太田佳光学年・学期1年生後期1〔授業の目的・ねらい〕「ヒトから人間へ」。私たち人間は、動物としてのヒトから、社会的性格をもった人間へと成長・変容していく。その成長と変容を支えるのが、教育である。本授業では、教育社会学の視点から、教育の様々な働きについて考えていくことを目的としている。教育は、私たちが所属する社会によって、様々な変化を見せてきた。その変化もふまえて、いじめや不登校などの現代教育の課題についても議論を深める予定である。その上で、人間に関わる職業につく者が、獲得すべき知識を身につけることをねらいとしている。〔授業概要〕1、教育と社会化-ヒトはどのようにして人間になるのか2、社会化の担い手-家庭や仲間集団の役割とその変容3、学校のはじまり-私たちの社会に学校はどのようにして登場してきたのか4、わが国の学校教育の特徴-学歴主義社会の成立から5、社会変容と学歴主義社会の修焉-これから求められる資質・能力とは6、学校問題の系譜と対策-いじめ問題と不登校問題を事例に7、これからの学校とは-求められる未来への指針〔教科書〕教科書は使用しない。必要な資料は、授業時に配布する。〔参考書〕『新しい教職概論-教師と子どもの社会』南本長穂編、ミネルヴァ書房、2016年。『新説教育社会学』加野芳正他編、玉川大学出版部、2007年。〔その他〕〔成績評価の方法〕授業への参加態度と期末試験によって、総合的に評価する。

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る